煎茶の仕上げ

2008/2/26
去年の春に製茶摘したお茶の仕上げに静岡の製茶工場にいってきました。

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茶園の東側に大井川を見ることができます。
お客様にお飲みいただいているお茶はこんな景色のいいところで採れたお茶です。

川沿いを大井川鉄道が走り蒸気機関車も運行しています。大井川の鉄橋をわたるSLはとても情緒がありいい感じです。川根町まで上ると露天風呂に入りながらこの景色を見ることができます。さらに上流には寸又峡があります。
 
 

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ここで製茶されたお茶は、その大井川鉄道のごか駅のすぐ近くのJAおおいがわ茶流通センターやこの付近の製茶工場の冷蔵庫で保管されています。

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一番茶(上級煎茶)は年に1回八十八夜(今年は5月1日)前後にしか収穫できませんので、1年分のお茶を製茶して冷蔵庫で大切に保存しています。同じ保存状態でも製茶したときの微妙な仕上げで味や香りが変化します。熟成し旨みが増すお茶もあればそうでないお茶もあります。
そこで、そうでもないお茶を製茶工場で仕上げし直します。再度、仕上げをする事で、お茶本来の美味しさに戻してあげます。

そのままでも良いといえばいいのですが、この辺がこだわりです。

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この装置の中のドラムをガスバーナーで熱しその中にお茶を通し火入れをします。ドラムの中のお茶の香りで火加減を調整します。これがとても重要なんです。
 
 

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ゆっくり火入れしますので1時間に20㎏しかできません。