カテキンパワー
お茶の渋味をつくっているのがカテキンという成分で、従来タンニンと呼ばれていました。正確にはカテキンはタンニンの一種です。最近、このカテキンが、さまざまな薬理効果をもたらすものとして熱い注目を集めています。
緑茶をたくさん飲む人ほどガンになりにくい
カテキンは、ガンの増殖を抑制する抗腫瘍作用や発ガン抑制作用が認められています。
埼玉県立がんセンター研究所による疫学調査の結果「お茶を飲む人ほどガンになりにくい」ことが確認されました。また、同様の疫学調査結果が静岡県立短期大学、九州大学でも報告されています。
緑茶でアレルギーを抑える
カテキンは、花粉症などのアレルギー性鼻炎や気管支ぜんそくなどのアレルギーを抑える効果があると、静岡県立大学の研究者グループによって判明されました。
お茶でうがいをしたり、お風呂に入れても効果的です。
緑茶がO-157をやっつける
カテキンは、O-157、コレラ菌、赤痢菌、腸炎ビブリオ菌などに対して、大変強い殺菌効果があると、昭和大学医学部の島村教授を始めとする研究グループにより立証され、注目を浴びています。
緑茶は虫歯予防に最適
カテキンは、虫歯菌の増殖を防ぎ、また歯垢をできにくくします。
また、緑茶に含まれるフッ素が歯の表面を強くして、虫歯予防に効果があるといわれています。
緑茶で風邪予防
カテキンは、インフルエンザウィルスの感染力を弱めるということを、昭和大学医学部の島村教授が明らかにしています。
緑茶でのうがいは、風邪、インフルエンザ予防に大変効果的です。
緑茶で高血圧を改善する
カテキンは、血中物質から血圧上昇物質をつくる酵素の働きを抑える効果があります。
また、コレステロールやを血糖値を下げる効果もあります。